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2008 Fiscal Year Annual Research Report

抗ヒスタミン薬による鎮静作用の個人差の解析

Research Project

Project/Area Number 19790133
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

神山 紀子  Showa University, 薬学部, 助教 (00315102)

Keywordsトランスポーター / 薬物動態 / 血液脳関門
Research Abstract

ヒスタミンH1受容体遮断薬(抗ヒスタミン薬)は、末梢のヒスタミンH1受容体阻害作用に基づき、種々のアレルギー疾患に繁用されているが、中枢のH1受容体阻害によると考え照れる鎮静作用も有している。中枢移行性を低くすることで、鎮静作用、つまり眠気を来たすことの少ない抗ヒスタミン薬が開発されたが、この第二世代抗ヒスタミン薬服用中に眠気が生じること(ヒト)があることが観察されている。そこで本研究では、第二世代抗ヒスタミン薬の鎮静作用の個人差とトランスポーター遺伝子多型の関連性を明らかにすることを目的とした。
カレバスチンを輸送するトランスポーターとしては、P-糖タンパク質(MDR1)が示されており、その他のトランスポーターの関与する可能性も考察されているが、その実体は明らかになっていない。そこで本年度は、カレバスチンを輸送しうるトランスポーターの探索を行った。血液脳関門に発現していることが示されている、ABCB1(MDR1)、ABCC4(MRP4)、ABCG2(BCRP)について、培養脳毛細血管内皮細胞を用い各トランスポーター阻害剤の影響を検討した結果、ABCB1(mR1)の関与が示され、報告と一致した。一方、ABCC4(MRP4)、ABCG2(BCRP)の阻害剤の影響はほとんどないかわずかであった。また、アフリカツメガエル卵母細胞を用いた強制発現系における検討により、カレバスチンはMCT1(SLC16A1)により輸送され、SLC22A8(OAT3)、SLC21A3(OATP-A)によっては輸送されないことが示された。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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