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2007 Fiscal Year Annual Research Report

記憶・情動・ストレス応答における新規活性酸素産生酵素の役割とその制御機構の解析

Research Project

Project/Area Number 19790193
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

衣斐 督和  Kyoto Prefectural University of Medicine, 医学研究科, 助教 (10336539)

KeywordsNADPH oxidase / NOX1 / superoxide / neuron / stress / anxiety
Research Abstract

ストレス社会の現在、不安やうつなどの気分障害は重大な社会問題となっている。過剰なストレスは扁桃体において嫌悪な刺激として記憶され、不安やうつの増悪が起こる。まずNOX1/NADPH oxidaseと記憶・ストレス応答について行動解析を行った。
<記憶におけるNOX1/NADPH oxidaseの機能解析>
以前、Nox1遺伝子欠損マウス(Nox1^<-/Y>)はpassive avoidance testでの移行時間低下を示すことを見いだしていた。この試験では電気ショックによる嫌悪刺激を負荷するため、刺激負荷後のストレスによる情動変化が大きく関与する。まずこの影響を調べるため、刺激負荷後1時間および24時間の不安行動をopen field testおよびElevated Plus Maze testにより評価したが、両マウス群で不安の程度に差は見られなかった。これらの結果は、情動変化は同程度惹起されるものの、その後の記憶の形成・保持等がNox1^<-/Y>マウスで減弱していることが示唆された。現在、恐怖条件付け試験の条件設定を行っており、確立次第、行動解析を行う。
<ストレス応答におけるNOX1/NADPH oxidaseの機能解析>
Nox1^<-/Y>マウスは野生型マウスと比較して、ストレス非存在下では同程度の不安レベルを示したが、拘束ストレス(2時間)負荷により惹起される不安レベルの亢進および血漿中のACTH濃度の増加を抑制することを見いだした。そこで本年度はHPAaxisの中で、不安に関与するCRHに注目し、ストレス負荷によるCRH産生増加や、CRHとその受容体のCRH-R1との結合能や活性化能に対してNOX1がどのような影響を及ぼすかを解析する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 痛覚過敏におけるNOX1/NADPH oxidaseの役割2007

    • Author(s)
      衣斐 督和
    • Organizer
      第30回日本神経科学大会
    • Place of Presentation
      横浜
    • Year and Date
      2007-09-10

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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