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2008 Fiscal Year Annual Research Report

細胞癌化におけるPDLIM1とPalladinの役割

Research Project

Project/Area Number 19790227
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

千賀 威  Nagoya University, 大学院・医学系研究科, 准教授 (80419431)

KeywordsPDLIM 1 / Palladin / 細胞骨格 / リン酸化
Research Abstract

PDLIM 1とPalladinは細胞骨格に局在し、acitninと結合する蛋白である。これらの蛋白は細胞骨格の形成に重要な働きをしていると考えられている。我々は乳癌由来の培養細胞であるMDA-MB-231細胞においてPDLIM 1の発現を抑制すると、アクチンストレスファイバーの形成が阻害され、細胞運動の亢進がみられることを見出した。このPDLIM 1に結合する蛋白を探索し、Palladinが結合することを発見した。詳細な結合を検討した結果、PDLIM 1のPDZ領域とPalladinのC末端が結合することが判明した。PDLIM 1は中央部分を介してactininと結合し、PDZ領域を介してPalladinと結合することにより、細胞骨格に局在している。また、PalladinはN末端を介してactininと結合し、C末端を介してPLDIM1と結合し、細胞骨格に局在している。この結果より、actinin, PLDIM 1そしてPalladinは細胞骨格において複合体を形成されることが示唆された。この結果はFEBS Journalへ投稿中である。
Vero細胞を成長因子であるEGFで刺激すると、細胞膜のラフリングが観察される。Palladinの発現を抑制すると、このラフリングが抑制されることがわかった。また、この時PalladinのN末の多数のセリンがリン酸化されることを見出した。さらにPalladinは細胞分裂期に顕著にN末のセリンがリン酸化され、actininとの結合が阻害されることを発見した。また、Palladinのリン酸化が細胞骨格の形成にどのような役割をはたしているか解析をおこなった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 細胞分裂期におけるPalladihのリン酸化2008

    • Author(s)
      浅野恵理, 千賀威
    • Organizer
      日本生化学会
    • Place of Presentation
      神戸
    • Year and Date
      2008-12-09

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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