2007 Fiscal Year Annual Research Report
リンパ腫におけるホスファチジルイノシトール3キナーゼ阻害剤実用化への基礎的研究
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19790273
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Research Institution | Japanese Foundation For Cancer Research |
Principal Investigator |
竹内 賢吾 Japanese Foundation For Cancer Research, 癌研究所・病理部, 研究員 (40323612)
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Keywords | PI3K / lymphoma |
Research Abstract |
計画・方法の概要 PI3Kシグナル系に関連した種々の分子の遺伝子変異や発現を,DNA, mRNAおよび蛋白のレベルから解析し,PI3Kシグナル系が活性化の状態にある症例群を同定する.そのうえで,種々の病因・病態論的事項との関連を検討する.mRNAの解析はマイクロアレイを用いPI3Kシグナル活性化の同定に有用と思われる分子を抽出し,RQ-PCRにてその発現を確認する.蛋白の発現は免疫染色により解析する. 研究項目とその遂行計画および実施状況 (1) PI3K遺伝子(PI3KCA)変異の同定 保存検体からのDNA抽出が終了した. (2) PI3Kシグナル系の代表的な遺伝子・蛋白の発現・活性化状態の解析 組織アレイの作成が終了した.フォルマリン固定検体で使用できる抗体の選定・染色条件の最適化にはかなりの試行錯誤を要することが予想される.予備実験を開始した段階である. (3) 種々の病因・病態論的事項との関連の検討 データベース上における臨床情報の更新は適宜行われている.
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