• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2007 Fiscal Year Annual Research Report

マウス造血幹細胞を用いた肝細胞分化誘導法の確立

Research Project

Project/Area Number 19790295
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

永田 有希  Iwate Medical University, 医学部, ポストドクター (50405841)

Keywords再生医学 / 発生、分化 / 遺伝子 / 発現制御 / 核酸
Research Abstract

本研究では、造血幹細胞から肝細胞への分化機構を、miRNAの観点から解析することを試みている。miRNAは近年、分化、発生に重要な機能を担うことが示唆されており、その詳細な分子機構の解明は、再生医療の点からも有用であると考えられる。本年度中にマウス骨髄から造血幹細胞であるSP細胞を分取し、miRNA arrayを用いてhepatocyteとの間で異なる発現を示すmiRNAを解析した。SP細胞、hepatocyteそれぞれに特異的に発現していると考えられるmiRNAに関してはリアルタイムPCRによるvalidationを行った。その結果、SP細胞特異的であるmiRNAが9個、hepatocyte特異的であるmiRNAが3個得られた。SP細胞特異的であると考えられた9個のうち4個は、骨髄細胞集団との発現比較解析から、造血幹細胞マーカーではなくむしろ骨髄細胞マーカーであることが明らかとなったが、miR-127はSP細胞での特異的発現がみられ、miR-127が造血幹細胞マーカーであることがわかった。MiR-127の幹細胞における機能について考察中である。一方、hepatocyte特異的なものとしてはmiR-122、miR-146が得られている。MiR-122に関しては肝臓特異的なmiRNAであることが多くの論文で証明されているがmiR-146に関してはhepatocyteとの関連は明らかになっていない。来年度中にこれらのmiRNAがhepatocyteの機能、分化に関与するかどうか、考察していきたいと考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] マウス造血幹細胞特異的なmiRNAの解析2007

    • Author(s)
      永田有希
    • Organizer
      第30回日本分子生物学会
    • Place of Presentation
      横浜
    • Year and Date
      2007-12-12

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi