• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2007 Fiscal Year Annual Research Report

免疫抑制受容体PD-1がT細胞にもたらす不応答性プログラムの解析

Research Project

Project/Area Number 19790356
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

竹馬 俊介  Kyoto University, 医学研究科, 助教 (50437208)

Keywords免疫学 / 自己免疫 / 免疫寛容 / ガン免疫 / 免疫制御
Research Abstract

PD-1は、TおよびB細胞に発現する免疫グロブリン様レセプターとして同定され、生理的なリンパ球の活性化の後、病的な自己免疫の発症を抑制するキー分子であると考えられている。しかしながら、CD4(ヘル パー)およびCD8(キラー)T細胞、そしてB細胞という、個別の免疫担当細胞におけるPD-1の詳細な機能解析は途上である。研究期間の初年度となる19年度には、抗原ペプチドを投与した2CPD1KOマウスとコントロールの2Cマウス(2CPD1WT)を個体レベル、細胞レベルで比較し、CD8T細胞のアナジー誘導に関わる要素を探索した。結果、アナジー抵抗性であった2CPD1KOマウスでは、血清中に多量のIL-2が検出され、これを中和することにより2CPD1WTと同じく、アナジー誘導が起こった。IL-2は、メモリーT細胞の形成に不可欠であるサイトカインであり、これが、T細胞の不応答性の獲得にも関わる、PD-1のターゲット因子である可能性が示唆された。また、マイクロアレイを用いた細胞レベルでの発現遺伝子比較により、非常に少数の遺伝子が、アナジー感受性、抵抗性細胞で違うことがわかった。現在、RT-PCRでも再現が取れた遺伝子について、レトロウイルスによるT細胞への導入を行い、機能解析をおこなっている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Expression of CTLA-4 and FOXP3 in cis protects from lethal lymphoproliferative disease.2007

    • Author(s)
      Chikuma S and Bluestone JA
    • Journal Title

      The European Journal of Immunology 37

      Pages: 1285-1289

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi