2007 Fiscal Year Annual Research Report
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19790377
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| Research Institution | Tokai University |
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Principal Investigator |
堀 真奈美 Tokai University, 教養学部, 准教授 (60349321)
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| Keywords | 地域医療連携 / 英国医療 / 療養病床 / 高齢者医療 / 病床再編 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、厚生労働省が平成24年を目標に準備を進めている療養病床の再編が医療・介護提供体制に与える影響把握および再編後の供給体制の効率化に向けた政策提言を行うものである。特に、慢性疾患の高齢者の長期入院の問題(社会的入院含む)に焦点を当てる。
最終的には、(1)高齢者の療養環境選択(医療機関への入退院、高齢者介護施設等への入退所、在宅療養)の決定要因の把握、(2)適切な転院・退院、在宅療養を支援する環境要因の把握を行うことで、療養病床の再編の影響をシミュレーションすることを目的とする。
まず、初年度である本年度は、高齢者の療養環境選択および長期入院(社会的入院含む)に関連する、学術文献、調査報告書、専門誌等の文献レビューを行い、どのような条件下でどのような療養環境が選択されているのか、どのように資源が使われているのか情報収集を開始した。
一方、日本に比較して平均在院日数が短い欧米諸国においても、不必要な長期入院の防止および早期退院は財政面から重要な課題と考えられていた。特に1980年代に病床削減を行った英国は、退院遅延問題が90年代の政策問題として対策がとられた。以上より、国内だけでなく、英国を中心に関連文献の収集精査および、欧米諸国における慢性疾患の高齢者医療および福祉に関する諸制度、取組みについても比較研究を開始した.
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