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2008 Fiscal Year Annual Research Report

臨床分離株におけるプラスミド性ニューキノロン耐性遺伝子の分離頻度と薬剤感受性

Research Project

Project/Area Number 19790400
Research InstitutionNational Institute of Infectious Diseases

Principal Investigator

山根 一和  National Institute of Infectious Diseases, 細菌第二部, 主任研究官 (00356247)

Keywordsプラスミド性フルオロキノロン耐性 / 薬剤耐性菌 / qepA
Research Abstract

平成20年度の研究においてプラスミド性フルオロキノロン耐性遺伝子保有菌株を一般の臨床現場でもスクリーニングするために簡便な検査方法の開発をおこなった。平成19年度の研究においてプラスミド性フルオロキノロン耐性遺伝子の一つであるqepAをPCR法を用いて検出するためのプライマーを設計したが、qepAのGC含量が非常に高いため(72%)PCRのアニーリング温度を60〜65℃と高めに設定する必要があり、反応産物も199bp程度にしかならなかった。平成20年度は一般の臨床検査室でも検査が行えるよう、PCR法に用いるサーマルサイクラーのような特殊な実験機器が必要ないLAMP法による検出系の開発を行うこととした。LAMP法では複数のプライマーを設計する必要があり、qepAについて作成を試みた。qepA保有株4株を対象としてプライマーの性能を調べたが、設計したプライマーではqepAを検出することができなかった。この原因にはPCR法と同じくqepAのGC含量が高いため、十分なLAMP法による反応産物の生成が行われないためだと考えられた。これらの結果から、来年度は引き続きLAMP法などの分子生物学的な検出方法による検出系の開発を試みるとともに特異的な抗体を作成するなど免疫学的な手法などについても検討し、新たなスクリーニング法を開発する予定である。
また所属する部署には多数の臨床分離されたグラム陰性菌が保管してあるが、分離率を調べるためには同一の期間に同一の条件で収集した菌株が必要となるため、平成21年度には全国の医療機関から検出方法の検討と合わせて菌株の収集も行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 日本の臨床現場で分離された大腸菌のプラスミド性フルオロキノロン耐性遺伝子の保有状況2008

    • Author(s)
      山根一和
    • Organizer
      第82回日本感染症学会総会
    • Place of Presentation
      松江
    • Year and Date
      2008-04-17

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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