2009 Fiscal Year Annual Research Report
臨床分離株におけるプラスミド性ニューキノロン耐性遺伝子の分離頻度と薬剤感受性
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19790400
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Research Institution | National Institute of Infectious Diseases |
Principal Investigator |
山根 一和 National Institute of Infectious Diseases, 細菌第二部, 主任研究官 (00356247)
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Keywords | ニューキノロン / 薬剤耐性 / プラスミド / qepA |
Research Abstract |
前年度までに、PCR法によってプラスミド性ニューキノロン耐性遺伝子の分離頻度を国立感染症研究所細菌第二部に保存してある大腸菌を対象として調べたプラスミド性ニューキノロン耐性遺伝子による最小発育濃度の変化は非常に小さいため、従来の方法ではこれらの遺伝子を保持する臨床菌株をスクリーニングすることは不可能である。PCR法によりスクリーニングは可能ではあるが、一般の医療機関の検査室で実施することは難しいことから、平成21年度はサーマルサイクラー等の特殊な機器は必要ないLAMP法を用いた検査法を構築することとした。この結果、プラスミド性ニューキノロン耐性のうち、薬剤排出ポンプタンパクをコードするQepA遺伝子を検出するためのプライマーセットを作成することができた。
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