2007 Fiscal Year Annual Research Report
新しい共役刺激分子ブチロフィリンライク2の抗原特異的IgE応答における役割
Project/Area Number |
19790550
|
Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
高橋 大輔 Aichi Medical University, 医学部, 助教 (00431370)
|
Keywords | ブチロフィリンライク2 / 6p21 / アレルギー / 一塩基多型 / ハプロタイプ / 連鎖不平衡 / ダニ抗原特異的IgE応答 / アミノ酸変異 |
Research Abstract |
我々の当初の検討において、染色体6p21領域に存在するブチロフィリンライク2(BTNL2)の機能低下をもたらすとされた機能的一塩基多型rs2076530(A/G多型、Aが機能低下に関与する)は、サルコイドーシス発症に関連するのみならず、ダニ抗原に対する特異的IgE抗体が陽性となるオッズ比が1.56(p=0.0051)と有意に高く、ダニ抗原に対する特異的なIgE応答とも関連する可能性が考えられた。 BTNL2の遺伝子データベースに基づいて、日本人における多型の頻度や、遺伝子座の位置、アミノ酸変異の有無に対する影響を考慮し、検討する遺伝子多型を決定した。全対象者における遺伝子型の決定を、SyberGreen^[○!R]を用いたARMS法にて行った。 現在までに、3つの遺伝子多型のタイピングを完了し、ダニ抗原特異的IgE応答に関係するハプロタイプを認めた。
|