2007 Fiscal Year Annual Research Report
Notchシグナルによる膵内分泌細胞発生機構の解明と再生医療への応用
Project/Area Number |
19790646
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤倉 純二 Kyoto University, 医学研究科, 助教 (70378743)
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Keywords | 膵臓 / Notchシグナル / Rbp-j / Ptfla(p48) / 糖尿病 / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
〓Pdx.creによる膵特異的Notch2欠損マウスの作成と解析 胎生期膵管細胞で発現しているNotch2をPdx.creトランスジェニックマウスを用いて膵特異的にノックアウトしたマウスを作成した。Notch1〜4全てのco-factorとして働くRbp-jの欠損は内分泌細胞の早期分化と最終的な膵低形成、インスリン分泌低下をもたらしたが、Notch2のみの膵特異的ノックアウトマウスにおいては同様のフェノタイプは認められなかった。以上の解析から、Notch2を介するシグナルは膵発生や膵内分泌細胞機能における作用としては不可欠なものではないことが示唆された。 〓Ptfla.creによる膵特異的Rbp-j欠損マウスの作成と解析 Pdx.creより約1日遅く膵にてCreを発現するPtfla.creマウスによりRbp-jのコンディショナルノックアウトマウスを作成した。驚くべきことにわずか1日の欠失の遅れにより新生児期の膵は小さいもののその後数週間のうちに膵臓は対照と同程度の大きさにまで成長し、外分泌・内分泌機能共に低下をきたさなかった。以上の解析から、Rbp-jが決定的に重要な役割を果たすのは膵発生の非常に早期であることが示唆された。現在、Rbp-jが調節する遺伝子群について解析を試みているところである。
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[Journal Article] Rbp-j regulates expansion of pancreatic epithelial cells and their differentiation into exocrine cells during mouse development.2007
Author(s)
Fujikura J, Hosoda K, Kawaguchi Y, Noguchi M, Iwakura H, Odori S, Mori E, Tomita T, Hirata M, Ebihara K, Masuzaki H, Fukuda A, Furuyama K, Tanigaki K, Yabe D, Nakao K.
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Journal Title
Developmental Dynamics 236
Pages: 2779-2791
Peer Reviewed
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[Journal Article] Genetic and pharmacological inhibition of Rho-associated kinase II enhances adipogenesis.2007
Author(s)
Noguchi M, Hosoda K., Fujikura J, Fujimoto M, Iwakura H, Tomita T, Ishii T, Arai N, Hirata M, Ebihara K, Masuzaki H, Itoh H, Narumiya S, Nakao K.
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Journal Title
The Journal of Biological Chemistry 282
Pages: 29574-29583
Peer Reviewed
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