2008 Fiscal Year Final Research Report
The effect of TARC produced by epidermal keratinocytes on cutaneous inflammation
Project/Area Number |
19790683
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
膠原病・アレルギー・感染症内科学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
TSUNEMI Yuichiro The University of Tokyo, 医学部附属病院, 助教 (00361478)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
SAEKI Hidehisa 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80235093)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | アトピー性皮膚炎 / ケモカイン / CCL17 / 創傷治癒 / 苔癬化 / リモデリング / nerve growth factor / 肥満細胞 |
Research Abstract |
これまでの研究で作成したケモカインTARC(CCL17)を表皮で強発現するトランスジェニックマウス(CCL17-Tgマウス)(このマウスではアトピー性皮膚炎(AD)類似の反応が起きることが確認されている)を利用し、ADにおけるCCL17の役割を検討した。本研究では特に創傷治癒・リモデリングにおけるCCL17の関与に注目した。CCL17-Tgマウスでは表皮で産生されたCCL17が、線維芽細胞に作用して増殖を促進し、またNGF産生を亢進させ、その一部は肥満細胞にも作用し、これらの総和として創傷治癒を促進していると考えた。ADでは血清中CCL17やNGF濃度が上昇し、慢性病変では苔癬化(創傷治癒の一過程であるリモデリングの一種である)が生じる。よってADの苔癬化にCCL17がNGFを介して関与している可能性がある。
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