2008 Fiscal Year Annual Research Report
強皮症モデルマウスの皮膚硬化に対するCD40/CD40L相互作用の解析
Project/Area Number |
19790793
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
小村 一浩 Kanazawa University, 附属病院, 助教 (50401914)
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Keywords | 全身性強皮症 / 免疫治療 |
Research Abstract |
本課題は全身性強皮症(SSc)の3つの主要病態の全てに関わるCD40/CD40Lの相互作用を解析することで新規療法を探索することが目的であった。SScでは様々な観点から、新しい治療を目指した研究が行われているが、本研究のようにCD40/CD40L相互作用の観点から行われた研究はほとんど行われていなかった。 本研究においては、CD40/CD40L相互作用を抑制することによって、SSc動物モデルの皮膚硬化が改善した。実際にSScの治療において、副作用の少ない、病態に密接した治療法を選択することはきわめて重要である。現在、SLE等の自己免疫疾患に対するCD40/CD40L相互作用抑制療法が臨床治験段階であり(Lupus L2004, 13(5) ; 391-7)、近い将来、一般的な治療法として確立する可能性が高い。それゆえ、本研究の結果から、CD40/CD40L相互作用とTSKの病態との関係が示唆されたため、SScにおいてもCD40/CD40Lが将来の新規治療のターゲットとして期待された。
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Research Products
(1 results)