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2007 Fiscal Year Annual Research Report

NOおよびNOSの接触皮膚炎における生理的意義とその役割の解明

Research Project

Project/Area Number 19790808
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

杉田 和成  University of Occupational and Environmental Health, Japan, 医学部, 専門修練医 (40412647)

Keywords一酸化窒素 / 一酸化窒素合成酵素 / ランゲルハンス細胞
Research Abstract

1.一酸化窒素合成酵素の接触皮膚炎における役割
一酸化窒合成酵素(nitric oxide synthase,以下NOS)は,3つの亜種からなる。その内の一つに誘導型NOS(inducible NOS;iNOS)が知られているが,NOやiNOSがいかなるメカニズムで皮膚炎症に関与するかは不明な点が多い。今回,接触皮膚炎モデルを用いて,iNosの接触皮膚炎における役割を検討した。マウスをiNosインヒビター投与群と非投与群に分け,それぞれマウス腹部にハプテンであるDNFBを単回塗布後,耳翼腫脹を調べた。その結果,iNosインヒビター投与群では,有意に耳翼腫脹,すなわち接触皮膚炎反応が亢進していることが明らかになった。このことは,iNosが接触過敏反応において,抑制的に働いていることを示唆している。さらに,このメカニズムを解明するため,ハプテンであるFITCを塗布し,72時間後に抗原提示細胞であるランゲルハンス細胞(LC)の遊走能を調べた。その結果,iNosインヒビター投与群では,ある条件下において,LCの遊走を充進させることを明らかにした。
2.一酸化窒素合成酵素のLCにおける発現性
これまでの研究成果から,LCがiNosを介した接触皮膚炎反応に関与することが判明した。ここで,LCがiNosを発現しているかが問題となる。そこで,マウス耳翼皮膚から得られた表皮細胞浮遊液を用いて,LCにおけるiNos発現をフローサイトメトリーで調べた。その結果,LCにはiNosが発現しており,その発現はLps刺激下でさらに誘導された。以上より,皮膚においてiNosはLCで産生され,接触過敏反応において抑制的に作用していることが示唆された.

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 2007

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] Inducible Nitric oxide synthase promotes migration epidermal Langerhans cells2009

    • Author(s)
      杉田和成
    • Organizer
      第37回日本免疫学会総会・学術集会
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      2009-11-21
  • [Presentation] 一酸化窒素合成酵素はランゲルハンス細胞の遊走能を充進させる2007

    • Author(s)
      杉田和成
    • Organizer
      第13回分子皮膚科学フォーラム
    • Place of Presentation
      松山市
    • Year and Date
      2007-09-14

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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