2009 Fiscal Year Annual Research Report
サーカディアンリズムを利用した新たな癌放射線治療の確立
Project/Area Number |
19790924
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
岩館 学 Fukushima Medical University, 医学部, 助教 (00381393)
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Keywords | サーカディアンリズム / 加速器分析質量器 / 14C / 放射性同位物質 |
Research Abstract |
今年度、サーカディアンリズムを利用した新たな癌放射線療法の確立を行うため、放射線治療前に行う抗がん剤投薬による腫瘍縮小効果を、患者さんに負担のない薬剤選定を個則化し投薬する事によりオーアダーメード医療の実現を目指す研究を行った。 具体的には 1. MCF-7(ヒト乳がん細胞)を用いたマウス・ラットによる担癌動物の作成。 2. MCF-7, HT-29,を用い、^<14>C-Pachtaxel、^<14>C-5-Fluorouracil、^<14>C-Docetaxel、^<14>C-Doxorubicin hydrochiorideによる抗がん剤効果をHPLCおよび加速器分析質量器により測定する。 3. 担癌マウス、ラットによる^<14>C-Paclitaxel、^<14>C-5-Fluorouracil、^<14>C-Docetaxel、^<14>C-Doxorubicin hydrochioride投薬実験。 を行った。 その結果、抗がん剤に付けた^<14>Cをカラムとして単離体を計測する事により、個体により抗がん剤が効く個体、効かない個体が出てくる可能性が示唆された。 今後は、乳がんだけに留まらず、大腸がんモデル等を作製して実験を継続してゆきたい。
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