2007 Fiscal Year Annual Research Report
膵癌に対する分子標的治療の新たな戦略-接着因子関連蛋白をターゲットとして-
Project/Area Number |
19790936
|
Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
澤田 成朗 University of Toyama, 大学病院, 助教 (50375630)
|
Keywords | CD151 / 膵癌 / 転移能 / 接着因子 |
Research Abstract |
実験1.ヌードマウスを用いた腫瘍増殖モデルの作製 現在6種類のヒト膵癌細胞株を用いて膵癌の同所性移植モデルの作製を試みている。 実験2.CD151の膵癌増殖における役割-in vivoでの検討 ヒト膵癌細胞株にTet systemならびにCD151導入を試みているが、安定した細胞株の作製には至っていない。 実験3.細胞の接着、運動、浸潤、増殖能の検討 CD151はインテグリンa3b1との複合体形成が強固かつ安定している事がわかっており、従って検討する細胞外基質成分としてはインテグリンa3blのリガンドが重要である。インテグリンa3b1のリガンドであるラミニン5はその産生細胞であるA431細胞をBerditchevski博士より供与いただき、その細胞取り扱いならびにラミニン5コーティング方法を習得した。 現在そのラミニン5をリガンド基質として、細胞の進展能をin vitroにて検討中である。
|