2008 Fiscal Year Annual Research Report
膵癌に対する分子標的治療の新たな戦略-接着因子関連蛋白をターゲットとして
Project/Area Number |
19790936
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
澤田 成朗 University of Toyama, 付属病院, 助教 (50375630)
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Keywords | 膵癌 / 膜蛋白 / CD151 / 細胞内シグナル / 接着因子 |
Research Abstract |
(1) ヒト膵癌細胞株におけるCD151の発現。ヒト膵癌細胞としてKMP-2, KMP-4, KMP-6を入手しそれぞれのCD151の発現状況をWestern blottingにて観察したところいずれの細胞株でもCD151の発現は認めなかった。 (2) A431細胞をBirmingham大学Fedor Berditchevsiki博士より供与いただき、培養に成功した。この細胞を用いてラミニン5をcoatingした培養dishを作製した。 (3) CD151を発現していないKMP-2, KMP-4, KMP-6細胞を用いて細胞の運動能をtime lapse videoにて観察した。Normal dishならびにラミニン5をcoating dishでその差を比較したが、いずれの細胞においても明確な差を認めなかった。 (4) KMP細胞株にTet Off systemの導入を試みたが、安定した細胞株の作製には至っていない。現在TetOff systemの導入を一時中断し、KMP細胞株にCD151のみをtransfectionした細胞株の樹立中である。
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Research Products
(1 results)