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2007 Fiscal Year Annual Research Report

膵癌治療における癌抑制遺伝子ASCの役割

Research Project

Project/Area Number 19790943
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

大塚 隆生  Saga University, 医学部, 助教 (20372766)

Keywords膵癌 / 低酸素 / 薬剤耐性 / ASC / 癌抑制遺伝子 / 遺伝子治療
Research Abstract

ASCの低酸素環境下での役割およびHIF-1との関連の基礎的研究
1.HIF-1によるASC制御の解明
HIF-1を標的としたsiRNAを膵癌細胞株に導入し、ASCが低酸素下でHIF-1依存性に誘導されることをWesternblot法を用いて証明した。またコンピューター解析によりASCのプロモーター領域に存在するHIF-1結合領域を同定した。今後更にクロマチン免疫沈降法(CHIP)やルシフェラーゼアッセイ法を用いたプロモーター解析を行い、ASCがHIF-1の標的遺伝子であることを証明する予定である。
2.低酸素下でのASCの役割
膵癌化学療法で頻用されているジェムザールあるいは5-FUの効果は低酸素により低下した。この時ASCの発現は誘導されているが、ASCの作用発現に必須な癌抑制遺伝子Baxの発現は抑制されており、このBaxの発現抑制が膵癌の低酸素下での薬剤耐性の大きな原因であることが予想された。今後は低酸素下で有効な抗腫瘍作用を得るためにASCの遺伝子導入を行う予定である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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