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2008 Fiscal Year Annual Research Report

自己修復機転を賦活化する心筋再生デバイスの開発

Research Project

Project/Area Number 19790971
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

齋藤 充弘  Osaka University, 医学部・附属病院, 特任助教(常勤) (20448038)

Keywords心筋再生 / 血管新生 / 心筋梗塞 / 下肢虚血
Research Abstract

本研究の目的は、根本的治療として期待される再生医療を汎用性の高い治療法として日常治療の中に普及させるために、再生医療の新手法を開発するものである。具体的には、幹細胞分化因子を制御することで自己のもつ修復機転を賦活化し、内在性の自己心筋幹細胞などの増殖と、心筋細胞への分化を促進して、心機能を改善する新規な心筋再生用デバイスを開発し、重症心不全に対する新たな治療法を確立することである。
昨年度に、開発を行ったリボース化架橋アルブミンについて、虚血部位への血管新生効果について、詳細に検討を行った。
リボース化架橋アルブミンは、ラット下肢虚血部において、優位に血流の改善が認められ、組織学的検討により、リボース化架橋アルブミンを移植した虚血部位では、担体が分解されることにおる炎症作用によって毛細血管の新生が促進されることがわかった。さらに、ラット心筋梗塞部位への移植においても心機能の改善と左室の拡大を抑制することが、確認できた。以上の結果から、リボース化架橋アルブミンは再生医療用血管新生材料として有用であることが示唆された。
さらに、心臓の自己修復能を賦活化する因子として、心機能が改善される過程で発現が亢進される因子について、遺伝子解析結果から選び出しを行い、単独で心機能改善効果を示すことがわかった。以上の結果より、新規に開発した血管新生誘導担体と心機能改善効果を有する因子を組み合わせることにより、新たな心筋再生用デバイスの開発が可能となった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] アルブミンを用いた新規再生医療用血管新生材料の開発2008

    • Author(s)
      齋藤充弘
    • Organizer
      日本バイオマテリアル学会シンポジウム2008
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      20081117-18

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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