2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19791070
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
高田 正史 Nagasaki University, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (00404244)
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Keywords | 疼痛 / GABA_B受容体 / μオピオイド受容体 / バクロフェン / モルヒネ |
Research Abstract |
1.タニケット使用手術におけるフルルビプロフェン前投与の鎮痛効果とプロスタグランディンに関する研究を行い、その成果がJoumal of clinical anesthesia(J Clin Anesth.2007;19:97-100)に掲載された。 2.肩関節手術時のフルルビプロフェン前投与および関節内モルヒネによる鎮痛効果についての研究を行い、その成果を米国麻酔学会で発表(2007 ASA Annual meeting、 A2010)した。 3 モルヒネとフェンタニル間でのオピオイド2量体化受容体の細胞内移行の違いについての研究を行い、その成果を米国麻酔学会で発表(2007 ASA Annual meeting、 A977)し、培養細胞を用いて細胞内シグナルが異なること、並びに耐性・副作用発現の違いに関して、それぞれ第1回日本緩和医療薬学会で発表した。 4.薬局においてがん疼痛管理【はじめの一歩】の特集が組まれ、ケースで学ぶがん疼痛の薬学管理レスキュードーズ(薬局2007;58:11:2965-2970)と鎮痛効果の正しい判定とよくある誤解(薬局2007;58:11:2904-2906)が掲載された。 5.術前オピオイド服用患者の周術期管理について第27回日本臨床麻酔学会で発表し、日本臨床麻酔学会誌27;6:S290に掲載された。 6.GABA_B受容体脱感作の抑制によるバクロフェン持続鎮痛を試み、ケタミン同時投与による受容体脱感作抑制効果について研究を行い、その成果を第60回日本薬理学会西南部会で発表した。 7.癌性疼痛管理中にフェンタニル耐性が疑われた癌性腹膜炎の症例報告を発表(第45回九州麻酔科学会)し、フェンタニル耐性形成下でのモルヒネ追加の有用性に関する症例について発表(第12回日本緩和医療学会)した。
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Research Products
(13 results)