2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19791070
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
高田 正史 Nagasaki University, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (00404244)
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Keywords | 疼痛 / GABA_B受容体 / μオピオイド受容体 / バクロフェン / モルヒネ |
Research Abstract |
1. μ-オピオイド受容体とカンナビノイドCB1受容体は機能的ヘテロダイマーを形成することを米国麻酔科学会で発表し、J Pharmacol Sci. 2008に掲載された。 2. 根性坐骨神経痛患者において硬膜外内視鏡を用いた癒着剥離術とステロイド投与が、疼痛ならびに神経機能を改善することを解明しJ Anesth. 2008に掲載された。 3. 個々のオピオイドに対するμ-, δ-, および2量体化μ-δ Opioid受容体の耐性形成における役割を米国麻酔科学会、First Congress of Asian Society for Neuroanesthesia and Critical careで発表した。 4. フェンタニル耐性時に少量のモルヒネ追加が有効であった2症例報告が日本ペインクリニック学会誌. 2008に掲載された。 5. バクロフェン持続鎮痛におけるケタミンによるGABA_B受容体脱感作抑制効果について日本薬理学雑誌に掲載された。 6. 難治性狭心症の疼痛に対する脊髄電気刺激療法の効果に関して書籍化された(脊髄電気刺激療法. 克誠堂出版、2008)。 7. 血液ろ過透析患者における血中オキシコドン・オキシモルフォン濃度の変化を日本麻酔科学会で発表し、同濃度の非透析日との比較を日本緩和医療学会で発表した。 8. 長崎大学病院における医療用麻薬の処方量の推移について日本緩和医療学会で発表した。 9. GABA_B受容体はβarrestin 2との複合体を形成しないため細胞内移行されないこと、GABA_B受容体サブタイプのシグナル特性解析について、ならびにモルヒネ受容体シグナル多様性の解析について日本薬理学会で発表した。 10. 耐性/副作用発現の違いにオピオイド受容体シグナルの多様性が関与していることを日本緩和医療薬学会で発表した。
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Research Products
(14 results)