2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19791085
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
時永 泰行 Wakayama Medical University, 医学部, 助教 (60438281)
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Keywords | プロポフォール / UDP-Glucuronosvltransferase 1A9 / Pharmacogenetics / 一塩基多型 / 薬物代謝 |
Research Abstract |
Single nucleotide polymorphism(SNP)タイピングを行なうための準備 a)Propofolの代謝に関わるUDP-Glucuronosvltransferase 1A9(UGT1A9)におけるSNPタイピング ヒトにおけるUGT1A9遺伝子の本研究で検討するSNPsの候補として,プロモーター領域の275,665,1887,2152の部位での一塩基多型に着目した。それぞれの多型を解析する方法は,Hybriprobeを用いることとし,そのためのプライマーの設計を行なった。ゲノムDNA試料をもとに塩基配列決定,変異導入を行ない,コントロールを作製し,大量調製を行なった。 それぞれのプライマーを用いた多型解析のためのPCRの条件の検討を行い,効率的にSNPタイピングを行なうことを可能とした。 b)ヒト血液からのゲノムDNAの調製 ヒト血液を試料としたゲノムDNAの調製法に関して,より少ない容量の試料から,SNPタイピングに必要な精製度のDNAを調製するための条件を検討した。 和歌山県立医科大学倫理委員会の承認手続き 厚生労働省による「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」に基づき和歌山県立医科大学倫理委員会に申請するための提出資料を作製した。 血液試料からのPropofol濃度測定 Plummerらの方法に基づき,血液試料からPropofolをHPLCで分離し,蛍光光度法を用いてPropofol濃度を計測するための条件検討を行った。
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