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2008 Fiscal Year Annual Research Report

排卵期ヒト卵巣顆粒膜細胞の変化とその機能

Research Project

Project/Area Number 19791136
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

岸 裕司  Gunma University, 医学部, 助教 (10375545)

Keywords体外受精胚移植 / 顆粒膜細胞 / mRNA
Research Abstract

研究に使用する試料には、昨年度に引き続き、体外受精胚移植治療時、副次的に得られる顆粒膜細胞を用いた。この治療に於いて卵採取を行う際、卵子(oocyte)は顆粒膜細胞(卵丘細胞 : cumulus cells)に覆われたcumulus oocyte complex(COC)の形で回収される。顕微授精を行う際には、このCOCよりcumulus cellsを剥がし取り、卵子単体のみを治療に使用する。剥離された卵丘細胞や卵胞液に含まれて吸引されてくる壁側顆粒膜細胞は廃棄されてしまうこととなるが、これらを回収し、そこで発現している遺伝子(mRNA)の状態を調べることにより、その卵胞の状態把握を目指した。近年、卵巣過剰刺激症候群や多胎妊娠回避の為、不妊治療で排卵誘発を行う際、過度の多発排卵は抑制される方向にあり、これに伴い、回収される卵子(COC)の数も減少している。顆粒膜細胞についてもその収量は減少傾向にあり、卵子の数量増加による収量アップは望めない。これまで、細胞の回収をより徹底させる等の努力を行ってきた結果、実験に必要な量のRNAは、ほぼ安定して確保できる様になってきた。一部の遺伝子については、定量的PCRの手法を用いて、その発現解析を進めており、この方法での検出が十分に可能なものもあることより、手技に大きな問題は無いと考えている。現在、臨床症例の病態との関連を重視し、検討対象遺伝子の選別を行っている段階である。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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