2008 Fiscal Year Annual Research Report
前庭有毛細胞のKCNQ4変異によって前庭平衡機能障害が本当に引き起こされないのか
Project/Area Number |
19791188
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
近江 永豪 Akita University, 医学部, 助教 (50375242)
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Keywords | α1Dカルシムチャンネル / ノックアウトマウス / 前庭有毛細胞 / rt-PCR |
Research Abstract |
平成20年度に、引き続き、分子生物学的実験、組織学的実験準備に当たって、α1Dカルシウムノックアウトマウスの作成を試み、RT-PCRキット、免疫染色に使用するα1Dカルシウム抗体(プライマー、試薬、試験管、ピペットなど)を購入し、対照用のコントロールDNAの注文とマウス内耳(それぞれ前庭と蝸牛)の対象DNAを作成する。しかし、ノックアウトマウス作成の進行が難航し、予定通りに進まないため、現時点では、引き続き本学第一生理学教室と薬理学教室と共同研究を提携し、ノックアウトマウスとワイルドタイプマウスの調達、飼育をしていた。そして、RT-PCRキット、免疫染色に使用するα1D抗体(プライマー、試薬、試験管、ピペットなど)を購入し、対照用のコントロールDNAの注文とマウス内耳(それぞれ前庭と蝸牛)の対象DNAを作成する。また、電気生理学的実験に関しては、inverted顕微鏡、EPC-7パッチクランプ増幅器、DigiData1200ディジタイザー、P-97型マイクロピペットプラー、pClamp9解析ソフトとそれ用のパソコン、Orgin8のデータ分析ソフトを備えた。 そして、続いて、先にワイルドタイプマウス(P14とP28)の側頭骨を解剖し、内耳の前庭有毛細胞(タイプI、II)をin vitroで全細胞性また細胞膜穿孔性パッチクランプ法にて活性化電流測定定性化と定量化しつつ、α1Dカルシウムによる活動電位の(経時的)変化を測定し、検討している途中である。
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