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2009 Fiscal Year Annual Research Report

嚥下の口腔期から咽頭期への移行の連続性についての機能生理学的研究

Research Project

Project/Area Number 19791241
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

中村 毅  Nippon Medical School, 医学部, 助教 (80421163)

Keywords嚥下 / 口腔期 / 咽頭期 / 舌運動 / 嚥下圧 / 筋電図
Research Abstract

嚥下運動は、口腔期、咽頭期、食道期の3つの期に分けて説明されてきた。しかし、これらの分類はあくまで便宜上のものであって、実際には、互いに連続しながら進行していくものである。特に、口腔期から咽頭期への連続性は重要である。一方、嚥下障害に対する治療法は、口腔期に対するもの、咽頭期に対するものとで、別々に行われており、実際、食塊の口腔から咽頭への移送がうまくいかない患者では、治療に大いに難渋する。そこで、嚥下の口腔期から咽頭期への移行の連続性と、それを円滑に行うための機構を明らかにすれば、嚥下運動全体を視野に入れたより有効な治療の行える可能性が高い。そこで、口腔期嚥下の代表的器官である下顎の運動性と、咽頭期嚥下運動の重要な要素である喉頭の挙上運動、食道入口部の開大の関係について明らかにすることを目的とした。また、合わせて、下顎運動と舌の運動性、咽頭蠕動運動の発現との関係についても明らかにする。具体的には、hookedwired electorodeの手法による多チャンネルの筋電図、嚥下圧、及びVTR-X線透視装置、超音波を駆使しての同時記録を行い、互いの時間的関係、筋出力の量的関係について積分筋電図等の手法による分析を行う。対象は、正常ボランティアであるが、研究に際しては特に筋電図、嚥下圧検査に関しては侵襲を伴う懸念があり、筋電図においては極細の針を用いて行い、超音波ガイド下に刺入する。嚥下圧検査についても既にわれわれが開発した極細のプローブを使用する。また、これらの器具の清潔、消毒についても当然のことながら、ついては細心の注意を払う。正常人を対象とした実験について、既に学内の倫理委員会にて承認を受けている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 特異な経過を有する原因不明の瘢痕状声帯の一例2009

    • Author(s)
      中村毅
    • Organizer
      第30回東日本音声外科研究会
    • Place of Presentation
      東京都千代田区
    • Year and Date
      2009-04-11

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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