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2007 Fiscal Year Annual Research Report

モデル動物を用いた緑内障に対するアルツハイマー病治療薬による神経保護治療の開発

Research Project

Project/Area Number 19791265
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

三木 篤也  Osaka University, 医学部附属病院, 医員 (30437404)

Keywords眼科学 / 緑内障 / 神経保護 / 神経保護 / モデルマウス / アルツハイマー病
Research Abstract

神経保護実験の予備実験として、まずDBA/2Jマウスの眼圧経過を知るため、生後18週から31週のメスマウスのべ95匹190眼のマウス用トノラボ眼圧計による眼圧測定を行った。結果、眼圧は平均12mmHgであり、既報と異なり、正常値であった。既報では、眼圧は年齢とともに上昇すると報告されているが、我々の再検では、生後18週で14.5+/-2.9mmHg (n=18), 19週
20.2+/-4.6mmHg (n=16), 20週13.9+/-3.3mmHg (n=14), 21週10.6+/-1.5mmHg (n=6), 24週
10.4+/-1.3mmHg (n=24), 25週11.7+/-1.4mmHg (n=28), 26週10.5+/-1.2mmHg (n=26), 27週
9.6+/-1.0mmHg (n=26), 28週10.8+/-1.6mmHg (n=18), 29週9.1+/-0.8mmHg (n=6), 30週
10.0+/-1.4mmHg (n=6), 31週で12.4+/-2.5mmHg (n=6)であり、経時的な上昇傾向はなく、またどの時点においても平均眼圧は正常範囲内であった。
既報と大きく異なる結果になった原因としては、1)自然発症のモデルなので個体間のばらつきが大きい、2)飼育環境の違い、3)麻酔の影響などが考えられる。個体間のばらつきについては、今後オスも対象に加え、比較的眼圧の高いオスとメスを掛け合わせることによって眼圧の上昇しやすい系統を樹立し、対応する予定である。麻酔の影響は大きく、正常眼圧の個体でも深麻酔下では10mmHgをきる低眼圧を示すことがある。しかし、浅麻酔下での眼圧測定は困難を伴うので、測定系に工夫が必要と考えられる。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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