2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19791273
|
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
原 祐子 Ehime University, 医学部・附属病院, 助教 (40291504)
|
Keywords | 角膜上皮細胞 / 自然免疫機構 / ステロイド薬 / サイトカイン |
Research Abstract |
ヒト培養角膜L皮細胞(HCEs)の免疫機構に及ぼすステロイド薬の影響 HCEsをsub confluentまで培養した後、HSV臨末分離株を感染させ、mRNAを抽出しTLR3、および、その下流に産生される炎症牲サイトカイン、IL6、IL8のmRNA発現をreal time PCRを用いて解析を行ったところ、各mRNAの発現ま有意に増加し、培養角膜上皮細胞でHSV臨床株によってTLR3を介した作動が起こっていることが確認された。また、実際にステロイド薬を添加することによりHSV臨床分離株の感染性こ変化が生じるのかを検討ンた。 培養ヒト角膜上皮細胞にデキサメサゾン(Dex)10^<-5>Mを先行投与し、24時間後にHSV臨床分離株を播種した。48時間後にクリスタルバイオレット染色を行い、画像解析ソフトを用いてプラーク面積(HSV感染面積)を解析した。また培養と清中のHSV-DNAコピー数をReal time FCRを用いて測定したところ、ステロイド添加群において、感染プラーク面積は増加し、また、上清中のHSV-DNAコピー数も増加しており、HSV感染性がステロイドによって増大していることが確認された。また、各種サイトカイン、TLR3の発現についても検討したところ、ステロイド添加群ではTLR3、炎症性サイトカインの発現が低下しており、TLR3の作動底下がHSV感染性の増大に関与している可能性あると考えられた。
|
Research Products
(1 results)