2007 Fiscal Year Annual Research Report
チェアサイドで欠損歯列者の咬合位を診査する装置の開発
Project/Area Number |
19791429
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
南 一郎 Tokyo Medical and Dental University, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (70396951)
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Keywords | 咬合位 / 咀嚼機能 / 下顎運動 |
Research Abstract |
本研究は当教室が開発した筋電図測定システムを用いて算出される咀嚼機能値が、咬合位診査に有用であるか検証することを目的としている。これまでの研究結果において、本システムによる咀嚼機能値は、臨床的妥当性と信頼性が高く、また咬合支持数に対して高い検出能を有することが示されている。今年度は残存歯の咬合支持域が3以上残存している被験者、年齢が50歳以下の被験者は咬合位にかかわらず咀嚼リズムの安定性が得られることが示された。また、咬合位以外に咀嚼機能値に影響を与える因子についてコントロールするために、咬合彎曲とアンテリアガイダンス(オーバージェット、オーバーバイト)の日本人の標準値を算出した。現在コントロールされた条件下で測定を行っている。また、本システムを発展させ、加速度センサーを用いた測定システムの開発も行った。これは下顎運動の加速度を測定するもので、加速度の時間微分である躍度を算出することにより運動のなめらかさを評価するものである。咬合位は躍度に影響を与えると仮説を立て、測定方法の確立と有効なパラメータの検索を行っている。
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Research Products
(4 results)