2008 Fiscal Year Annual Research Report
口臭対策を中心とした試作生薬成分配合組織調整材の評価に関する研究
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19791441
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
洪 光 Hiroshima University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (70363083)
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Keywords | 口臭 / 組織調整材 / 生薬 |
Research Abstract |
本研究では口臭予防および治療効果がある生薬に注目し、これらの生薬エキスを試作した成分の溶出がもっとも少ない組織調整材に配合することにより、耐久性が向上しなおかつ口臭予防および治療効果を持つ組織調整材の開発を行うことを目的とした。 2007年度は口腔内環境シミュレションで、4種類のエチル系ポリマー、1種類のメチル系ポリマーおよび各種可塑剤、エタノールを用い、試作組織調整材の動的粘弾性およびその耐久性、溶出性について動的粘弾性自動測定器DMA800および高速液体クロマトグラフLC-21を用いて行い、適切な成分組み合わせの特定ができた。また、各種生薬エキスを用い、揮発性硫化合物(CVS)に対する分解能をガスクロマトグラフGC-7Aを用いて調べ、適切な生薬成分の特定ができた。 2008年度は生薬成分の配合と試作組織調整材の理工学的性質との関係、理工学的性質の耐久性、溶出性について検討を行うため、以下の実験を行った。 1. 口腔内環境シミュレションで、3種類の生薬エキスを使用し、試作組織調整材の動的粘弾性およびその耐久性について動的粘弾性自動測定器DMA800を用いて行った。 2. 試作組織調整材の溶出性を高速液体クロマトグラフHPLCLC-21を用いて行い、各試作組織調整材の成分溶出について分析を行った。 3. 試作粘膜調整材の溶出成分の揮発性硫化合物(CVS)に対する分解能をガスクロマトグラフGC-7Aを用いて調べ、適切な生薬成分の特定ができた。 4. 試作粘膜調整材のISO規格試験および床用レジンとの接着強さの測定を行った。 以上の結果から試作粘膜調整材の適切な組み合わせの特定ができた。
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Research Products
(5 results)