2007 Fiscal Year Annual Research Report
分泌蛋白または膜蛋白のスクリーニングによる新規口腔癌バイオマーカーの同定
Project/Area Number |
19791521
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
三谷 佳嗣 Hiroshima University, 病院(歯), 歯科診療医 (30432678)
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Keywords | 悪性腫瘍 / 新規癌バイオマーカー / 分泌蛋白質 / 膜蛋白質 |
Research Abstract |
分泌蛋白質もしくは膜蛋白質はがんにおいて重要な役割を果たしており、診断マーカーや分子標的治療となりうる可能性を持っている。本年度は新規口腔癌バイオマーカーの同定をすべく、分泌蛋白質もしくは膜蛋白質をスクリーニングすることを目的とし以下の通り実施した。 これまでバイオインフォマティクスやcDNAマイクロアレー,MALDITOFMS、Dシグナル・シークエンス・トラップ法など様々な方法で分泌蛋白質の同定を試みられているが、これらには限界がある。分泌蛋白質にはN末端に特徴的なシグナルシークエンスカ認められるが、本研究ではこの特徴に注目し、シグナルシークエンスを有するcDNAが、インフレームで導入されることによりセレクションカ可能となるベクターを構築した。cDNAライブラリーの作製にはS口腔癌細晦2株と外科的に切除された口腔癌2例を使用した.EooRI,NotI付加したcDNAを作成し、構築したクターにライゲションを行い大腸菌によるセレクションを行った。得られたクローンはシークエンスによる配列確認を行った。既知未知を問わず、得ちれた遺伝子にはPCRにて重要狂常組織癌組織における発現を確認じた。しかしながら、まだクローン数が少なく新規口腔癌マーカーの候補は得られていない。 今年度の結果を踏まえ、最終年度となる来年度は引き続きスクリーニングを行い、新規口腔癌マーカーの同定を行う。得られた遺伝子については全長をクローニングし、抗体の作製や機能解析の検討を進めていく.
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