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2007 Fiscal Year Annual Research Report

口唇裂・口蓋裂の候補遺伝子のダイレクトシークエンスによる解析

Research Project

Project/Area Number 19791548
Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

渡邊 章  Tokyo Dental College, 口腔外科学講座, レジデント (50408324)

Keywords口唇裂・口蓋裂 / 候補遺伝子 / SNP / 変異解析 / 相関解析 / TDT検定 / 連鎖不平衡 / DNA
Research Abstract

東京歯科大学倫理委員会より承認を受けた説明書、同意書で十分にインフォームドコンセントを行い、同意を得た口唇裂・口蓋裂患者およびその両親を含めた98家系の血液それぞれ8ml採取を完了した。そして、古典的な方法で全検体のDNA抽出を完了した。また、候補遺伝子は、口唇裂・口蓋裂の発症に関与すると報告されているRYK、EPHB2、EPHB3とした。解析方法としては、ダイレクトシークエンス法を用いての変異解析およびSNPを使用した相関解析、TDTを行った。結果として変異解析では病態にかかわる変異は認められなかった。RYKに認められた5つのSNPの内の3つ(A287G,IVS12+13A>C,IVS13+63T>C)においてはcase-control studyとTDT検定を行った。この3つのSNPは、0.15以上のマナーアレル頻度であった。また、それらはHardy-Weinberg平衡において、日本人で連鎖不平衡の状態にあった。しかも患者といかなるSNPとの間においてもp値が>0.1を示す有意な差は認められなかった。3つのRYK-SNP(snp1-snp4-snp5)から作られる7つのハプロタイプのうち、1つ(A-A-C)がcase-control studyで<5x10^-4と<2.59x10^-6のp値を認め、日本人のCL/PとCPOにおいて有意な値が得られた。しかし、ハプロタイプを使用したTDT検定では、有意な差は認められなかった。
これらの結果は「日本人口唇裂・口蓋裂の候補遺伝子の解析」として平成19年5月24日25日に群馬県で行われた日本口蓋裂学会総会・学術大会で発表した。また、現在、日本口蓋裂学会雑誌に投稿準備にかかっている。今後の課題としては、検体数を多くし、再検討と新たな候補遺伝子の解析する必要がある。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 日本人口唇裂・口蓋裂口の候補遺伝子の解析2007

    • Author(s)
      渡邊章
    • Organizer
      日本口蓋裂学会総会・学術大会
    • Place of Presentation
      群馬県
    • Year and Date
      20070524-25

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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