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2008 Fiscal Year Annual Research Report

口腔領域の発生、分化における転写活性制御機構の組織学的解析

Research Project

Project/Area Number 19791560
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

大島 昇平  Hokkaido University, 大学院・歯学研究科, 助教 (00374546)

Keywordsカルシニューリン / 歯胚 / マウス / 免疫組織 / in situ hbridization
Research Abstract

歯胚発育段階にあるマウスを対象にカルシニューリンの発現解析を行った。以前に行ったアイソトープを用いたin situ hybridization法では、触媒サブユニットであるCNAα、CNAβ、調節サブユニットであるCNAB1は歯胚領域に発現がみられた。調節サブユニットであるCNAB2に関しては歯胚には発現が認められなかった。触媒サブユニットであるCNAγについては発現がみられたが、その発現が特異的なものか確定できていなかった。CNAγについてはDIGラベリングcRNAプローブを用いたin situ hybridization法を外注し解析を依頼したが、特異的な発現は認められなかった。さらに脱灰パラフィン切片を用いたアイソトープ(P^<33>)によるin situ hybridization法を行ったが、特異的な発現は認められなかった。以上の解析より、CNAγは歯胚には発現していないという結論に達した。次にin situ hybridization法で発現がみられたCNAα、CNAβ、CNAB1については免疫組織化学法を用いて解析を行った。細胞や組織の分化期である蕾状期から鐘状期の歯胚ではCNAα、CNAβ、CNAB1は歯性上皮由来の細胞、外胚葉性間葉由来の細胞両方において発現がみられた。また、触媒サブユニットであるCNAα、CNAβの発現について検討すると、発現している細胞はほぼ同様であったが、発現している細胞での細胞内局在が異なっていた。また、硬組織形成期においてはCNAα、CNAβ、CNAB1はエナメル芽細胞、中間層細胞、象牙芽細胞、歯髄細胞に発現がみられ、CNAα、CNAβについては、エナメル芽細胞、象牙芽細胞での細胞内局在が異なっていた。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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