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2008 Fiscal Year Annual Research Report

先天的遺伝子変異のある脳神経性骨縫合部成長の力学的負荷に対する遺伝子変化の研究

Research Project

Project/Area Number 19791596
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

柴崎 礼子  Showa University, 歯学部, 助教 (30384340)

Keywords脳・神経 / 遺伝子 / 先天性 / 骨縫合部 / バイオメカニクス
Research Abstract

主たる頭蓋骨成長の場である骨縫合部の成長、特に、頭蓋骨全体の成長に伴う3次元的形態変化による顎顔面バイオメカニクスの変化を、中顔面の前後的成長において重要な役割を持つといわれる鼻中隔軟骨からの神経性骨新生を司る遺伝子による口蓋骨縫合部癒合調節機構に与える遺伝子の特定とその発現部位・量変化を、さらに、先天的に骨成長因子の遺伝子変異をもつ個体の縫合性成長において重要な役割を持つといわれる脳硬膜からの神経性骨新生を司る遺伝子による縫合部癒合調節機構に与える遺伝子の特定とその発現部位・量変化を目的として行った。先ず、胎生期の鼻中隔軟骨および口蓋骨縫合部癒合時期の同組織から数個レベルの細胞をレーザーマイクロダイセクションを用い回収・解析し、同細胞から得られるRNA量の解析を行った。そして現在、骨縫合部成長の神経性因子の遺伝子発現変化についての詳細な検討を行っていると同時に、頭蓋骨縫合部が先天性に早期癒合しているラットを用い、同様の解析を行いつつある。頭蓋骨縫合部と咬合(歯科)は、一見異なる領域と思われがちであるが、上顎骨複合体の縫合部や下顎骨の下顎頭を含む顎関節を含む側頭骨の縫合部など、頭蓋顎顔面領域の骨形態の大きさの成長変化に寄与する膜性骨化の殆どが縫合性成長である。本研究によって各個体,そして先天性遺伝子変異個体に適した的確な治療に対する一指針を得ることができれば、生体本来の機能的生活を営むための一助となり、社会的意義のある研究と考えられる。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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