2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19791602
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
田中 聖至 The Nippon Dental University, 新潟生命歯学部, 助教 (00350166)
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Keywords | GTF / 齲蝕 / リゾチーム / アミラーゼ / St.mutans |
Research Abstract |
GTFaseを阻害する可能性を秘めたヒト唾液リゾチームの作成をOverlap extension法で試みた。ヒト頬粘膜よりDNAを抽出し、これをテンプレートに用いてリゾチーム遺伝子(NM_000239)を増幅した。まず、exonの両端を5bpずつ延長したprimerを用いて、4exonの増幅を行った。exon1は、5‘-atgaaggctctcattgttt、3'-catccagtttgctaggctga、 exon2は5‘-aactggatgtgtttggccaa、3'-caaagcactgcaggataaat、exon3は5‘-cagtgctttgctgcaagata、3'-ccacccatgctctaatgccc、 exon4は5‘-gcatgggtggcatggagaaa、3'-ttacacctccacaaccttgaのプライマーを用いてexonを増幅した。その後、2%アガロースゲルにてPCR productsの確認を行った。しかし、4exonともにproductsが確認できなかったため、Tm値、サイクル数の条件を検討した。種々の条件検討を行ったが、productsを得られず、リゾチーム遺伝子の増幅が困難であった。 そのため、和光純薬より発売されたヒトリゾチーム(植物発現組換え体:細胞培養)を購入。リゾチームのGTFaseに対する活性阻害判定をSomogyi-Nelson法で判定する事を現在検討中である。H20年度は他の還元糖の定量法の検討や、WIG,WSGの生成量に対する阻害効果の判定を行う予定である。これと平行して、Overlap extension法によるリゾチームの生成も行う予定である。
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