2007 Fiscal Year Annual Research Report
骨髄間葉素幹細胞の分化誘導ジグナルとなる担体の研究
Project/Area Number |
19791613
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
林田 浩一 Hiroshima University, 病院, 助教 (10437585)
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Keywords | 担体 / 歯周組織再生 / 幹組胞 / 細胞分化誘導 |
Research Abstract |
β-TCBのシグナリングモルキュールとしての機能を解析するために、骨髄間葉系幹細胞(MSC)とTCPをトランズウェルで隔離した状態での培養を行つた。TCPは氣孔率が60%もしくは70%のものを用意した。培地はDMEM+10%FCSである。適宜培地交換を行い、1週間培養行った結果、骨の形成に関与するOsteopontin (OPN) Alkaline phosphatase(AP) Bone Morphogeneteic Protein (BMP)-2いずれの遺伝子発現についても有意差は認められなかった。次に、TCPと細胞を隔離ぜずに培養した。TCPの気孔率は先の2種類である。培地はDMEM+10%FCSと、骨分化培地を使用した。気孔率60%のTCPでは、DMEM+10%FCSにおいて、OPNのmRNA発現が有意に上昇した。骨分化培地ではさらに顕著な結果どなった。APとBMP-2についでは、有意差は認められなかつた。気孔率75%でまは、有意差はあるが気孔率60%程ではなかった。0PNの発規か上昇しているみこ逆から、TCPは、細胞接着には有利なツールであることが推察できる。しかし、骨分化に関しては影響していない可能性が高い。TCPディスク内に、MSCが遊走し、その後接着しているかを検討するために、1週間培養後、TCPディスクの表面と割断面を走査型電子顕微鏡で観察した。気孔率によっで、内部の空洞の大きさに差はあるが、割断面内には細胞の付着は認めちれなかった。現在、ビーグル犬を用いた、MSCとTCPを移植する実験を行っている段階である。
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