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2007 Fiscal Year Annual Research Report

レプチンを用いた歯周組織再生療法の開発

Research Project

Project/Area Number 19791614
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

水野 智仁  Hiroshima University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (60325181)

Keywordsレプチン / 歯周組織再生 / メカニカルストレス / 歯周靱帯細胞 / 硬組織関連タンパク質
Research Abstract

レプチンは脂肪細胞から分泌され,主に視床下部に存在するレプチン受容体に結合し,摂食抑制に関与する肥満抑制ホルモンとして知られている.近年,その作用は摂食調節のみならず免疫系,血圧調節,骨代謝など広範囲に及ぶことが明らかとなっている.歯周組織は免疫系および骨代謝にも深く関与する組織であり,レプチンが歯周組織において重要な役割を担っている可能性がある。歯周靱帯およびヒト歯周靱帯細胞(HPLcells)におけるレプチンとレプチン受容体の発現様態を明らかにし,さらにin vivoにおける歯周靭帯の環境をin vitroで再現するため,メカニカルストレス環境下でレプチンがヒト歯周靱帯細胞の分化に及ぼす影響を検討し、以下の結果を得た。1RT-PCR法を用いて調べた結果、HPL cellsおよびヒト南周靱帯組織はレプチンとレプチン受容体のmRNAを発現していた。2免疫染色法によってHPL cellsおよびラット歯周靱帯においてレプチンおよびレプチン受容体の局在が確認された。3メカニカルストレス環境下のHPL cellsによるレプチンmRNA発現はメカニカルストレス非環境下にくらべて有意に増加していた.またレプチンはメカニカルストレス環境下のHPLcellsによる骨関連タンパク質(alkaline phosbhatase,osteocalcin,osteopontin,type l collagen)mRNAの発現を有意に促進させた。以上の結果から、歯周靭帯においてレプチンが発現しており,硬組織代謝に何らかの役割を担っている.また,レプチンの作用はHPL cellsに負荷されるメカニカルストレスの影響を受けることが示唆された。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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