2008 Fiscal Year Final Research Report
Roles of chemokines on lymphocytes migration inperiodontally diseased tissues
Project/Area Number |
19791616
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Periodontal dentistry
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
HOSOKAWA Yoshltaka The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (90346601)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | 歯周炎 / Th1細胞 / 歯肉線維芽細胞 / CXCL16 |
Research Abstract |
歯周炎病変局所にはリンパ球をはじめとした様々な免疫担当細胞が認められ、歯周組織破壊に関与していると考えられている。特にリンパ球集積部では、歯周組織の構成細胞である歯肉線維芽細胞、歯肉上皮細胞、血管内皮細胞などが浸潤リンパ球との相互作用により様々な起炎物質を出し、歯周炎の進行に関与していることが示唆されている。また、近年Th1細胞が歯周組織破壊に関与していることも示唆されているが、歯周炎病変局所へのTh1細胞の浸潤機構は明らかとされていない。本研究ではTh1細胞浸潤に関与しているとされるTh1ケモカインであるCXCL16に着目し、その歯周炎組織での発現ならびに歯周組織構成細胞の一つである歯肉線維芽細胞にCXCL16産生能があるかどうかを明らかとするため研究を行った。その結果、歯周炎組織にはCXCL16発現が認められ、そのレセプターであるCXCR6発現細胞が多く浸潤していることが明らかとなった。また、歯肉線維芽細胞はIL-1β,TNF-αならびにIFN-γ刺激によりCXCL16を産生し、その産生にはMAPK,PI3KならびにNF-κBを介したシグナル伝達経路が関与している事が明らかとなった。これらのことより、歯周炎病変局所へのTh1細胞浸潤にCXCL16が関与している可能性が示唆された。
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Research Products
(22 results)