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2007 Fiscal Year Annual Research Report

中学生の精神的負担感による心身症状の現状調査とそのサポートシステムの構築

Research Project

Project/Area Number 19791648
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

佐々木 百恵  University of Fukui, 医学部, 助教 (00422668)

Keywords中学生 / ストレス / 心身症状 / サポート
Research Abstract

本研究では,中学生を対象とした調査を行い,精神的負担感による心身症状とその要因,中学生が必要としている援助方法を明確にする。さらに,サポートを提供する側と受ける側の両方の視点からサポート体制の現状を把握し,心身共に健全な子ども達の育成を助けるサポートシステムを構築することを目的とし研究を推進している。平成19年度は,中学生の精神的負担感等を把握する調査票作成のための情報を得ることを目的とし,特に疲労や精神的負担感に関連する文献からの情報収集を実施した。
その結果,中学生の生活習慣の特徴でもある睡眠不足や食生活の乱れ等は,疲労を助長させ,様々な身体の不調につながっていた(衛藤,2001;松田ら,2005)。また生活の乱れが"慢性疲労"につながっており,慢性疲労は判断力などの低下だけではなく,社会生活にも影響を及ぼし,不登校などの問題につながっていた(三池輝久,2001;倉恒弘彦,2001)ことが明らかとなった。中学生の心身の健康を考える上で疲労は軽視できないものであり,精神的負担感との関連性を明確にすることは,精神的負担感の軽減を図る上でも非常に重要であり,疲労や日常生活行動把握に重点を置いた質問項目の作成が必要である。また,既存のソーシャル・サポートについては,中学生用ソーシャル・サポート尺度の使用と,サポートを提供する側の現状把握のための調査内容とを継続して検討していく。
今回の情報を基に,調査票の内容を検討した結果,以下の質問項目を中心に作成中である。
1.対象者の属性性別,年齢,学年,同居家族,携帯電話の所有,家庭でのインターネット使用状況,塾・家庭教師などの利用,クラブ活動の所属の有無,学校以外の活動の有無。
2.中学生の日常行動普段の一日の行動(起床〜就寝),1週間の予定,種々の活動が生活に占める割合と理想の生活像の割合
3.疲労感・精神的負担感現在最も疲労感を感じること,精神的な負担を感じること

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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