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2007 Fiscal Year Annual Research Report

2型糖尿病患者の治療に対する意思決定を尊重した初期教育プログラムの検討

Research Project

Project/Area Number 19791680
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

長谷川 直人  Yamagata University, 医学部, 助教 (00436198)

Keywords糖尿病 / 患者教育 / 意思決定 / 受診 / 初期
Research Abstract

本年度は、まず基礎調査として、初期2型糖尿病患者の外来受診行動に関する意思決定の様相を明らかにすべく、糖尿病の薬物療法を行っておらず重篤な合併症を有していない患者15名に対し、半構成的面接調査を行った。
分析は、内容分析の手法(K,Krippendorff 1980)に基づき実施した。現在までの分析の結果、外来受診の影響要因として「過去の病気体験」、「診察を受けることの安心感」、「医師との意思疎通」、「検査結果のセルフモニタリング」、「合併症に対する不安」、「自身の健康に対する不安」、「治療と病院に対する満足感」、「健康行動の優先性」、「患者生活に配慮した診察予約」、「診断時の説明内容」が抽出された。しかしながら、対象に壮年期および有職者が少ないため理論的飽和に達していないことが推測され、引き続き調査、分析を実施する予定である。
調査の実施に際しては、対象施設の糖尿病診療体制、看護支援体制および外来通院状況を把握するため、事前に3日間の研修を実施したほか、糖尿病専門医や慢性病に関する質的研究者から研究計画および分析についてスーパーバイズを受け、結果の信頼性と妥当性の確保に努めた。
治療に対する意思決定を尊重した初期教育プログラムを開発、実施するためには、まず患者の受診継続の支援が必須となる。本結果より、受診継続を支援するための要因が抽出され、今後はそれらの影響の強さや要因間の関連を明らかにすることにより、初期教育プログラムの検討が可能となる。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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