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2011 Fiscal Year Annual Research Report

妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保を目指したストレス評価指標の開発

Research Project

Project/Area Number 19791686
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

関塚 真美  金沢大学, 保健学系, 助教 (60334786)

Keywords妊産褥婦 / ストレス / 安全性 / 快適性 / 指標
Research Abstract

本プロジェクトの目的は「妊産婦のストレスを適切に評価できる指標の開発」および「ストレスが高い女性に対するケア指針の考案」である。今年度は(1)妊産婦のストレスを適切に評価できる指標の有用性の集約、(2)ストレスが高い女性に対するケア指針の考案を目的とした。
(1)妊産婦のストレスを適切に評価できる指標の有用性の集約
妊娠前半期のSense of Coherence日本語版(SOC)は妊娠経過や産後1か月の精神的健康状態と関連があったことからSOCの有用性を集約した。これまでの研究結果から、妊娠前半期のSOCを把握し、ストレス対処能力が低い妊婦に対してケアすることで、厚生労働省の健やか親子21の課題のひとつである「妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保」や「産後うつ病の発生率減少」に貢献できる可能性が示唆された。また周産期におけるメンタルサポートとして、妊娠中からのかかわりの重要性が注目されてきていることや産後うつ病のリスクのある女性を早期に発見し対処することが必要といわれていることからも本プロジェクト結果はその重要性の根拠を示した点で意義があるといえる。
(2)ストレスが高い女性に対するケア指針の考案
SOCの臨床での実用可能性について、ケア提供者側からの見解を含め検討した。その結果、13項目で構成された質問紙での回答であり、非侵襲的で簡便に使用できる指標として実際に臨床で使用できる可能性が示唆された。妊娠早期の妊婦健康診査で使用することで、SOCが低い対象を早期から継続的にフォローしていける可能性はあるが、具体的なケアシステムを構築していくこととケアの有効性の検証については今後の研究課題である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 妊婦の健康維持を目指したSense of Coherenceの有用性の検討2012

    • Author(s)
      鏡(関塚)真美、島田啓子
    • Organizer
      第26回日本助産学会学術集会
    • Place of Presentation
      札幌コンベンションセンター(北海道)(発表決定)
    • Year and Date
      2012-05-01

URL: 

Published: 2013-06-26  

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