2008 Fiscal Year Annual Research Report
男性2型糖尿病患者の心筋梗塞予防に向けた職場のソーシャルサポートに関する研究
Project/Area Number |
19791691
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
恒川 育代 Gifu University, 医学部, 助教 (70402162)
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Keywords | 糖尿病 / 看護学 |
Research Abstract |
本研究の目的は、男性2型糖尿病患者が心筋梗塞に罹患することを予防するために、職場のソーシャルサポート、職場環境、糖尿病の自己管理の実態を調査し、心筋梗塞を予防できる職場のソーシャルサポートの効果と改善の方法の提案をすることである。今年度は、男性2型糖尿病患者の職場のソーシャルサポート、職場環境、糖尿病自己管理の実態を調査するための、調査票の作成を行っている。調査票は、実態調査だけではなく、実態調査をもとに行う本研究の最終目的である心筋梗塞を予防できる職場のソーシャルサポートの効果と改善の方法を提案するための基礎となるため特に重要である。そのため、科学研究費補助金申請の計画書を踏まえ、更に文献検討を重ね、調査票を作成した。 調査票の調査項目は、職場のソーシャルサポートおよび職場環境はN1OSH職業ストレス調査票(原谷, 1998 ; 2004)および文献をもとに作成した質問項日(病気への理解、病気であることの不利益など)、糖尿病自己管理については糖尿病自己管理尺度(木下, 2002)および文献をもとに作成した質問項目(喫煙習慣、塩分を控える工夫など)属性(年齢、職種など)、疾患的属性(糖尿病罹病期間、治療法など)、検査値(HbA_<1c>, 随時血糖など)、自由記述とした。自由記述は、仕事をもちながら糖尿病の自己管理を継続するために、工夫している点、困っている点などについて記載する欄とした。現在、調査項目の妥当性を検討するために、藤田保健衛生大学衛生学部客員教授佐藤栄子氏および愛知県立大学看護学部内科学教授橋本秀和氏から助言を得ている段階である。
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