アトピー性皮膚炎乳幼児を持つ母親の支援プログラムに関する研究

2007 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 19791729
• Research Institution: Sonoda Women's University
• Principal Investigator: カルデナス 暁東 Sonoda Women's University, 健康科学部, 助手 (80434926)
• Keywords: アトピー性皮膚炎 / 乳幼児 / 母親 / スキンケア能力 / 自己効力感

Research Abstract

慢性疾患であるアトピー性皮膚炎の治療法には、「原因・悪化因子」、「スキンケア」、「薬物療法」がある。実際、スキンケアを含む治療内容のほとんどが、個々の家庭で行われ、生活様式と密接に関係している。母親を支援し、母親のスキンケア能力を向上することによって、母親にスキンケアに伴うストレスを軽減し、正しいスキンケアを継続的に実施することができる。さらに乳幼児の皮膚状態の改善が期待できる。アトピー性皮膚炎乳幼児を持つ母親を支援するプログラムを開発し、準実験研究デザインを用いて、プログラムの効果を評価する目的で、平成18年12月から平成20年2月まで、研究協力施設において、実施した。現在、13名の介入群と10名の対照群からのデータを収集でき、介入群の13名、対照群の10名の生理学的データ、心理学的データを整理し、統計分析を行い、本支援プログラムの効果を評価している。今後、研究結果・考察に基づき、必要に応じて内容を追加・修正し、一般化できるよう再検討する。また、平成19年6月から平成20年4月まで、研究な乳幼児の成長に伴う皮膚機能の変動を明らかにする目的のデータ収集が終了した。毎月10名〜15名の乳幼児の皮膚の生理学的データを収集できた。現在、データを整理し統計分析を行っている。