職場におけるメンタルヘルス支援システムの構築に関する研究

2007 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 19791739
• Research Institution: Gunma University
• Principal Investigator: 山田 淳子 Gunma University, 医学部, 助教 (60431714)
• Keywords: 労働者 / メンタルヘルス / システム構築 / 産業看護職

Research Abstract

産業看護職による職場におけるメンタルヘルス支援システム構築の手法を提示することを目的とし,1年目である本年度は,職場におけるメンタルヘルス支援システムを構築した実績のある産業看護職への面接調査を実施した.実績は下記の通りである.
〈対象選定〉下記の方法で対象選定を行った.
1)学会,研究発表等の場において,メンタルヘルス支援システムに関する発表をしている者に,電話で本研究の目的について説明し,メンタルヘルス支援システムの構築に関して自らが起案者であること,過去5年以内に構築されたものであることを確認し,研究協力に了解が得られた者
2)医学中央雑誌Web版により2001年から2006年までの和文献から,メンタルヘルス支援システムの構築に関する実績を持つ産業看護職の情報収集を行い,電話で本研究の目的について説明し,メンタルヘルス支援システムの構築に関して,自らが起案者であること,過去5年以内に構築されたものであることを確認し,研究協力に了解が得られた者
〈対象〉上記の結果14名の産業看護職より承諾が得られ,15事例について面接調査を実施した.
〈調査内容・方法〉下記の内容について対象者1名につき1時間〜1時間半程度の半構成的面接調査を実施した.
(1)産業看護職が構築したメンタルヘルス支援システムの概要
(2)産業看護職がメンタルヘルス支援システムを構築する過程において,実施した行為とその意図
(3)調査対象者の属性
〈今後の予定〉上記の面接内容について質的帰納的に分析し,産業看護職による職場におけるメンタルヘルス支援システム構築の手法を抽出する予定である.