2007 Fiscal Year Annual Research Report
予防を重視した育児支援におけるヘルスニーズアセスメント指標の解明
Project/Area Number |
19791741
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
本間 靖子 Chiba University, 看護学部, 助教 (20431736)
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Keywords | 育児支援 / アセスメント指標 / 予防 / 母子保健活動 / 保健師 |
Research Abstract |
本研究の目的は、行政に所属する保健師の実践活動を調査し、予防を重視した育児支援におけるヘルスニーズアセスメント指標を解明することである。本研究は、研究1および研究2により構成され、本年度は初年度として研究1の研究課題に取り組んだ。 研究1では、予防を重視した継続的な育児支援におけるヘルスニーズアセスメントに関して、本研究における概念枠組みを設定することを目的としている。方法として、国内外の文献および先行研究の知見の整理を行った。さらに、継続的な育児支援における保健師の取り組み事例に関する国内外の文献(活動報告含む)を収集し保健師が継続支援の必要性を判断し、支援のプロセスが詳細に記述されている事例を選定した。以上の文献より、保健師のヘルスニーズアセスメント内容、育児支援内容、予防的な意義の評価について整理し、その結果より、予防を重視した育児支援におけるヘルスニーズアセスメント指標の仮設的な枠組みを得ることができた。次年度は、更に知見の修正・発展を図るため研究2として、1自治体において保健師の育児支援における援助の実態について倫理的配慮を遵守したうえで継続的な調査を実施する。以上を踏まえ、予防を重視した育児支援におけるヘルスニーズアセスメント指標を検討する。
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