2007 Fiscal Year Annual Research Report
消防職員の惨事ストレス対策の在り方に関する検討-ソーシャルスキルとの関係から
Project/Area Number |
19791751
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
牧野 公美子 Hamamatsu University School of Medicine, 医字部, 助教 (10436967)
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Keywords | 消防職員 / 惨事ストレス / ソーシャルスキル / 精神健康度 / 量的因子探索型調査研究 / 自記式質問紙調査 |
Research Abstract |
【はじめに】 救助活動等に従事する消防職員は、悲惨な災害現場で惨事ストレスに曝されている。しかし、国内では惨事ストレスに関わる消防職員の精神健康度をソーシャルスキルとの関係から対策を検討した報告はほとんと無い。消防職員の惨事ストレス対策の必要性が指摘されている最中、対策を講しる基礎的資料が不足しているのが現状である。そこで、本研究は、研究期間内に以下の2点を明らかにすることを目的に、A市消防本部に所属する消防職員に対して自記式質問紙調査を実施した。1)精神健康度とソーシャルスキルの実態を把握すること。2)精神健康度とソーシャルスキルとの関係を検討すること。 【研究方法】 1、研究デザイン:自記式質問紙調査による量的因子探索型調査研究 2、調査対象:A市の消防本部に所属する消防職員877名全員 3、詞査期間:2007年11月5日-19日 4、調査内容: (1)対象者の基本属性 (2)精神健康度について(精神健康調査票28項目版と改訂出来事インパクト尺度) (3)ソーシャルスキルについて(村山らのRestriction、Assertion-Aggression尺度と、池見らの上司の(person-centered-attitudeに対する部下の認知度を示す尺度) (4)ストレス緩衝要因について 【今年度の研究活動と今後】 平成19年度には、質問紙を作成し、質問紙調査を実施した。各消防職員に職場で協力者用説明文、質問紙と返信用封筒を配布し、自由意志により参加の同意を得た。2週間以内に、郵送法で回収した。対象者か質問紙の返送をすることにより、当該調査への同意か得られと解釈した。結果、481件(回収率54.8%)の質問紙の返送かあった。 平成20年度には、各属性における精神健康度とソーシャルスキルのテータを整理、統計学的分析を実施し、その実態を把握する計画てある。
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