2008 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病療養指導士資格を持つ看護師による早期介入をめざした外来看護プログラムの構築
Project/Area Number |
19791774
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Research Institution | Mie Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
平野 真紀 Mie Prefectural College of Nursing, 看護学部, 講師 (60405230)
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Keywords | 糖尿病 / 外来看護 / 早期介入 / 糖尿病療養指導士 |
Research Abstract |
本研究はエンパワーメントアプローチをプログラムにおける患者への共通の教育アプローチ方法として用い、1)CDE-Nsによる、2)外来で行う、3)教育型でのプログラム開発を行う。エンパワーメントアプローチを日本の医療現場の実状に合った形に修正し、糖尿病療養指導士資格を持つ看護師を中心としたプログラムを開発・導入し、糖尿病の早期治療に対する新たな治療戦略の一端を見出せるよう、早期介入の方向性を探ることを目的として行った。 本研究の計画は糖尿病患者を対象とした外来看護プログラム開発、プログラム実践、そしてその有効性の検証という3つのフェーズに分けており、平成19年度にはプログラム実施予定病院の外来における現状調査および分析を行い、その結果をもとに平成20年度はプログラムの開発・実践をおこなった。平成19年度のヒアリング調査において、1)一貫した糖尿病教育が行えなえないこと、2)療養相談のアウトカムが客観的に評価しにくいことが挙げられたため、病棟を交えた病院全体での糖尿病教育システムの改善、フットケア外来新設による外来役割の明確化を行い、外来で行う糖尿病療養指導の目指すアウトカムが明確化されるように取り組みを行った。さらにこれらのなかにエンパワーメントアプローチをどのように取り込むかについて、対象施設の糖尿病認定看護師と連携を行いながら推進した。現在、これらシステム改善後のデータを収集し、アウトカム評価およびプロセス評価を行うことを通じて有効性の検証を行い、引き続きプログラムの修正を行っていく。
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Research Products
(1 results)