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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ホームレスの健康を促進する看護支援のあり方

Research Project

Project/Area Number 19791787
Research InstitutionAichi Medical University

Principal Investigator

白井 裕子  Aichi Medical University, 看護学部, 助教 (40351150)

Keywordsホームレス / 地域看護 / 健康相談 / 健康教育 / 主体的参加 / 血圧測定 / 健康行動
Research Abstract

I 健康支援活動
中核都市A市で毎週行われている炊き出しの場所で, 月2回, 健康支援活動を以下の方法で実施した。1)活動の周知 : 活動の紹介を掲載したビラを毎回配布した。2)物理的環境 : 自動血圧計, 血圧手帳, 体重計などを準備し, 誰でも自由に使用できるようにした。血圧の正常値を示したボードを自動血圧計付近に設置し, それぞれが測定値を確認できるようにした。3)知識や技術の提供 : a. 毎回配布するビラに, 健康に関する情報や対処方法を掲載した。身近にあるもの(塩など)を活用した健康づくりの知識や方法についても掲載した。b. 健康づくりのきっかけになるよう塩・マスク(「炊き出し利用者の健康への関心とニーズ調査」結果に基づくもの)を希望者に配布した。c. 測定に来る各個人に対して, 測定値をもとに現在の体調について確認し, 改善方法を一緒に考えた。d. 個々のニーズに合わせてその都度相談に応じたり, 健康に関する情報を提供した。4)希望を引き出す関わり : 日常の会話や健康に関する話題の中から, 生活の中で困っていることなどを引き出せるような声かけをした。どうしたいか本人の希望を尊重しながら, その可能性を一緒に検討した。
定期的で継続的な活動によって, 血圧や体重など自分の健康状態を知る機会となっただけでなく, 当事者同士が互いの健康について語り合うことを通して, 相乗的に健康を高めあえる結果につながった。また, 日頃感じている症状など, 心配なことや困っていることについて表現できる場になり, 研究者が相談者としての役割を持てる結果につながったといえる。
II 炊き出し利用者の健康への関心とニーズ調査(研究協力者40名)
健康状態が悪い人は26名であった。多くの人がその人なりの健康行動をしているが(34名), 自己の健康行動をしている人は4名であった。健康状態と健康行動について具体的な方法を提供していく必要があることが示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 2008

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 炊き出し利用者の健康への関心とニーズ調査2009

    • Author(s)
      白井裕子
    • Organizer
      日本在宅ケア学会
    • Place of Presentation
      大阪府(堺市)
    • Year and Date
      2009-03-15
  • [Presentation] ホームレスの健康を促進する看護支援のあり方2008

    • Author(s)
      白井裕子
    • Organizer
      日本地域看護学会
    • Place of Presentation
      沖縄県(西原町)
    • Year and Date
      2008-07-06

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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