2008 Fiscal Year Final Research Report
Effects of aerobic exercise on adipocytokine and carbohydrate and fat metabolism
Project/Area Number |
19800047
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied health science
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
NUMAO Shigeharu Waseda University, スポーツ科学学術院, 助手 (90454074)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | アディポサイトカイン / アディポネクチン / 高分子量アディポネクチン / 中強度有酸素性運動 / メタボリックシンドローム / 体脂肪 |
Research Abstract |
脂肪細胞から血中に分泌されるアディポサイトカインの一つであるアディポネクチンの低下は,メタボリックシンドロームを引き起こす一つの要因とされている.しかしながら,運動が,アディポネクチンに及ぼす影響は明らかになっていない.本研究では,中年肥満男性を対象とし,血中アディポネクチン分画濃度に及ぼす中強度有酸素性運動の影響を一過性および長期的な面から検討した.その結果,一過性中強度有酸素性運動中の総アディポネクチン濃度に変化はみられず,高分子量アディポネクチン濃度はわずかではあるが有意な低下を示した.一方,長期間の有酸素性運動の介入前後では,総アディポネクチン濃度がわずかに増加し,高分子量アディポネクチン濃度は変化しなかった.これらは,中強度の有酸素性運動が血中アディポネクチン濃度に影響を及ぼすが,その影響は小さいことを示唆している.今後は,運動強度や運動量に着目して,アディポネクチンとの関連性を検討する必要がある.
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