2008 Fiscal Year Annual Research Report
偏光視差による異なる映像情報の閲覧を可能にするインターフェイス・デバイスの開発
Project/Area Number |
19800051
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Research Institution | Shizuoka University of Art and Culture |
Principal Investigator |
和田 和美 Shizuoka University of Art and Culture, デザイン学部・メディア造形学科, 講師 (40434534)
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Keywords | 可視化 / ディスプレイ / 偏光板 / 先端機能デバイス / ユーザーインターフェイス / 反射光 / 異なる映像の共存 / 画像・文章・音声認識等 |
Research Abstract |
前年度のインスタレーション形式での2つ以上の映像の見分ける仕組みを検証した結果から、3LCDプロジェクター+偏光板では大きな効果が得られなかったため、小型デバイスでの検証の前に、投影前に偏光で出てくるのではなく、直接光として投影できるDLP方式のプロジェクターでの検証を行った。結果、液晶パネル+偏光板での展開が難しいことがわかったので、小型デバイスでは、映像投影面が液晶以外で開発されている素材の検証を行った。携帯等に使用される半透過型有機ELなどのパーツを探した結果、偏光板によって映像を棲み分ける方法を展示商品として扱う会社が存在することがわかり、開発商品のサンプル購入を考えたが、イメージしている小型デバイスよりはるかに大きい仕様(19インチ)で厚みもあることから購入を断念し、小型デバイスを自前で作成することにした。プラットフォームとして、アプリケーションの開発面を考慮して、XPで使用できる小型のデバイスとしてネットブックを購入、合わせてモニタ専門店から小型液晶パネルやELパネル等を単品で購入し、これらを組み合わせて偏光板を使用して映像を見分けるデバイスの試作を行った。結果として、さらに方向修正の余地があることがわかったが、将来的に検証結果資料をまとめて、学会等に投稿する予定。
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