2007 Fiscal Year Annual Research Report
漢字及び漢字を含む語彙の概念分類と日本語教育におけるその提示法の研究
Project/Area Number |
19820035
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
徳弘 康代 Waseda University, 付置研究所, 講師 (10454109)
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Keywords | 言語学 / 日本語教育 / 漢字・語彙教育 |
Research Abstract |
1.本研究の目的 本研究は、日本の社会で目にする機会が多く、日本人になじみのある漢字及び漢字を含む語がどのようなものであるかを調査し、その結果を分析して、学習資料を作成し、その成果を教育の現場でどのように提示していくかを考え、日本語教育における漢字語彙教育に貢献していくことを目的とする。研究全体は以下の3部に分かれているが、本研究はそのうちの第3部にあたる。 第1部「漢字2、100字及び漢字語彙15、000語の選択と10段階の学習指標値の設定」 第2部「漢字2、100字の単語出現数調査と各漢字の単語一覧表の作成」 第3部「漢字及び漢字語彙の概念による分類とその教育における提出方法の検討」 2.平成19年度研究実績 <平成19年研究計画> (1)平成19年4月〜9月:概念分類を行うためのデータである漢字語彙約15、000語と漢字2、100字のデータの整備を行う。概念分類のうちの『分類語彙表』のデータを1964年のものから2004年の『分類語彙表増補改訂版』に変更する。 (2)平成19年10月〜平成20年3月:『EDR電子化辞書』と『日本語語彙体系』の概念分類のデータを入力する。 <平成19年研究実績> 上記(1)の計画では漢字語彙約15、000語と漢字2、100字のデータの整備であったが、範囲を広げ、漢字語彙約36、000語と漢字3、000字のデータの整備を行った。それらの語彙に『分類語彙表増補改訂版』の概念会類のデータを加えた。語彙の規模が倍以上となったため、『分類語彙表増補改訂版』のデータの入力と整備に時間がかかり、(2)の『EDR電子化辞書』と『日本語語彙体系』による概念分類に関する検討は現在進行中である。
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